うなぎは国産に限る!その理由とは・・・

日本に馴染み深い味のうなぎは国産だけ?

世界には19種類前後のウナギがいると言われていますが、食用になるのはごく一部です。日本で伝統的に食べられてきたものはアンギラジャポニカという種類で、お馴染みの細長い姿をしています。

フランスで食べられているアンギラアンギラという種類は太く短い姿をしており、味があまりなく非常に脂っこいのが特徴です。アメリカ産のアンギラロストラータも近年日本にも入ってきていますが、やはり太く短い姿で脂っこい種類です。

アンギラジャポニカとその他のウナギは生育環境がまるで違っており、一緒に養殖することが出来ません。日本で養殖されているものは全てアンギラジャポニカなので、国産うなぎといったらこの種類になります。一方中国産などの輸入物はアンギラアンギラであるのが通例です。このため、日本人が馴染み深い味のうなぎを食べたい場合は、国産ものを選ぶべきでしょう。

近年うなぎの数が減っており社会問題になっていることから、フィリピンやインドネシア産のアンギラビカーナにも注目が集まっています。これも姿はずんぐりむっくりで、安価で取引されているため入手しやすいメリットはありますが、食べると肉厚で弾力があり、人によってはゴムのように感じるケースもあるようです。

うなぎの減少と今後の展開

日本のうなぎであるアンギラジャポニカは2014年に「絶滅危惧IB類」に指定されました。国際取引の規制はまだ行われていませんが、早晩実施されてもおかしくありません。

一方うなぎの完全養殖の研究は2010年に成功が発表されましたが、未だ市場に多く出回るまでには至っておりません。これはうなぎの生態に謎が多いことや、ウナギの仔魚が水槽内に発生する最近に非常に弱いなどの問題があるためです。

日本にはアンギラジャポニカの他に、おおうなぎと呼ばれる大型のアンギラマルモラータが生息しています。皮がかためで味が脂っこく、泥臭い事で食用にはあまりされてきませんでしたが、ここにきて食用にするための開発が進んでいます。焼き方や味付けによっては、素人では区別がつかないほどの食感になるようです。

オーストラリアのタスマニア産うなぎも市場に出回るようになってきました。天然ものも多く、身が厚く柔らかいのが特徴です。味は日本人に向いており、かば焼きだけではなくから揚げやトマト煮込み、バターソテーなどにも合いそうです。

日本人が伝統的に食べてきた庶民が求めるうなぎといえば、やはりアンギラジャポニカということが出来るでしょう。残念ながら絶滅が危惧されているため、完全養殖の一刻も早い技術確立が待たれるところです。

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